ドラえもんパロディ漫画の深層-公式から派生作まで徹底解説

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ドラえもんパロディ漫画の深層-公式から派生作まで徹底解説

「ドラえもん パロディ漫画」というキーワードで検索されたあなたは、国民的キャラクターであるドラえもんを題材にした、さまざまな派生作品に興味をお持ちのことでしょう。

この記事では、愛あるオマージュ?ドラえもんパロディ漫画の世界に深く分け入り、作品の枠を超えたドラえもんパロディ漫画の広がりまで、その全貌を解き明かします。

作者自身が描いたフニャコフニャオという存在の謎から、ドラえもんの原型?

うまえもんの物語、さらにはドラえもんにそっくりな設定キャラが登場する作品まで、具体例を挙げて解説。

また、巨匠が描いた?石ノ森章太郎先生のいじ犬ペチッといった意外な関連作にも触れます。

さらに、似ている?キテレツ大百科とドラえもんの関係性や、ファンが驚いた初代ドラえもん大山のぶ代さんの声、そしてまさに本人!そっくりな声の木村かよさんとは?といった声優にまつわるエピソードも紹介。

公式作品だから面白いセルフパロディの魅力に迫りながら、奥深いドラえもんパロディ漫画の魅力を探る旅にご案内します。

  • 公式・非公式のパロディ作品の違いがわかる
  • ドラえもんのルーツや原型と噂される作品を知れる
  • 作品の枠を超えたドラえもんの影響力が理解できる
  • パロディという文化の面白さや奥深さに気づける

愛あるオマージュ?ドラえもんパロディ漫画の世界

  • 泥から生まれた、ドロえもん
  • 作者自身が描いたフニャコフニャ夫という存在
  • ドラえもんの原型?うまえもんの物語
  • ドラえもんにそっくりな設定キャラが登場する作品
  • 巨匠が描いた?石ノ森章太郎先生のいじ犬ペチッ

泥から生まれた、ドロえもん

ボク、ドロえもん

愛あるオマージュ?ドラえもんパロディ漫画の世界

ゲンキマンさんの、ドラえもんパロディ、泥(どろ)から生まれた、ドロえもん。

ドロえもんは泥でできているので、雨で簡単に溶けてしまいます・・・・

正義と愛に満ちた、ドロえもん♪

みんなの、楽しい、ドロえもん♪

とっても大好き、ドロえもん♪

ちなみに、ドロえもんの親友の男の子の名はのじ太君。

ドロえもん-異世界-

泥から生まれたドロえもん ドロえもん-異世界-1

泥から生まれたドロえもん ドロえもん-異世界-2

こちらも、ゲンキマンさんのドラえもんのパロディ漫画、ドロえもん。

泥でできた、ドロえもん。のじ太君がパラレルワールドについて、質問します。

で、ドロえもんからは、なんとも奇妙な回答が・・・・・。

スマホが転がってるのが、オリジナルにはないところですかね♪

ゲンキマンさんからは、アップの許可を頂いております♪

 

作者自身が描いたフニャコフニャ夫という存在

作者自身が描いたフニャコフニャ夫という存在

ドラえもんのパロディを語る上で、作者である藤子・F・不二雄先生自身が生み出したセルフパロディキャラクターの存在は欠かせません。

その代表格が、ドラえもんの作中に登場する人気漫画家、フニャコフニャ夫先生です。

ドラえもんが人気漫画の続きが気になり、その作者に無理やり会いに行きます。

そこにいたのが、人気漫画家、フニャコフニャ夫先生♪

藤子F不二雄先生のトレードマークの、パイプと、藤子不二雄A先生のトレードマークの眼鏡、これを足して2で割った感じのキャラです♪

このように、作者が自身の作品内に自分を模したキャラクターを登場させる手法は、読者に親近感を与え、物語に深みをもたらす効果があります。

言ってしまえば、フニャコフニャオは作者による「自分いじり」のキャラクターですね。自身の作品世界に自ら入り込むことで、客観性とユーモアを生み出しています。

フニャコフニャ夫先生のフィギアがありました(アマゾンに飛びます)

フニャコフニャ夫

あのうまい棒に、ドラえもんそっくりのキャラ、うまえもん?!

あのうまい棒に、ドラえもんそっくりのキャラ、うまえもん?!

 

うまい棒の「うまえもん」とは、国民的駄菓子「うまい棒」のパッケージに描かれている公式キャラクターです。 1979年のうまい棒発売当初から登場しており、長年にわたり多くの人々に親しまれています。

その正体は、遠い宇宙のとある星からやってきた宇宙人です。さまざまなフレーバーに合わせて、野球選手やコック、武将など、多彩なコスプレ(変装)を披露してくれるのが大きな特徴です。

当初、「うまえもん」という名前は正式名称ではなく、ファンからの愛称でした。しかし、その呼び名が広く浸透したため、現在ではやおきんの公式サイトなどでも使用されるようになり、事実上の公式名称となっています。

うーん、ドラえもんに似ておりますねぇ、顔も名前も♪

パロディ、パクリじゃないのか、という声もちらほら・・・

まぁ、とくに、藤子先生側からは、クレーム等、ないみたいです

 

豆知識:うまえもんの妹

ちなみに、うまえもんには妹がおります。うまみちゃん、というそうです。

 

豆知識:うまえもんの妹

うまえもんと、絵のタッチが全然ちがうかのような・・・?

ドラえもんにそっくりな設定キャラが登場する作品

「未来から来たお助けロボットが、冴えない主人公の日常を不思議な道具で変えていく」という『ドラえもん』が確立したフォーマットは、非常に魅力的で汎用性が高いものです。このため、後続の多くの漫画やアニメ作品に多大な影響を与えました。

直接的なパロディとして描かれるケースもあれば、設定へのリスペクトを込めたオマージュとして、類似のコンセプトを持つキャラクターが登場することも少なくありません。

例えば、以下のような特徴を持つキャラクターは、ドラえもんの影響下にあると言われることがあります。

  • 主人公の家に居候している
  • 不思議な能力や道具を持っている
  • 主人公のピンチを助けてくれるが、時々騒動を大きくしてしまう
  • 人間ではない(ロボット、宇宙人、魔法使いなど)

これらの作品は、ドラえもんという偉大な先駆者が切り開いた道を、それぞれの作家が独自の解釈で発展させたものと捉えることができるでしょう。

巨匠が描いた?石ノ森章太郎先生のいじ犬ペチッ

巨匠が描いた?石ノ森章太郎先生のいじ犬ペチッ

『サイボーグ009』や『仮面ライダー』シリーズで知られる漫画界の巨匠、石ノ森章太郎先生も、動物をテーマにした心温まる作品を残しています。その一つが『いじ犬ペチッ』です。

異次元からやってきた、不思議な犬、ペチッ

お腹のファスナーから様々な道具や生き物が取り出せる。

ペチッの飼い主はミチルちゃんという、小学生の女の子

この作品は、いじわるな飼い主の少年と、それでも彼を慕い、不思議な力で助けようとする健気な犬「ペチッ」の物語です。

未来から来たロボットではありませんが、「人間と、人知を超えた能力を持つ相棒」という関係性の構図は、ドラえもんとのび太の関係に通じるものがあります。

注意点:パロディではありません

『いじ犬ペチッ』は、ドラえもんのパロディやオマージュとして描かれた作品ではありません。

しかし、同じ時代に描かれ、少年と不思議なパートナーの交流という共通のテーマを持つ作品として、比較考察されることがある点は興味深いポイントです。

このように、異なる作家の作品であっても、時代背景や読者層を共有することで、結果的に類似したテーマ性を持つことがあるのです。

藤子F不二雄先生と石ノ森章太郎先生は同じトキワ壮の兄弟同然の仲間。

設定がだいぶ似ておりますが、そこは、お仲間配慮、という感じでしょうか

 

作品の枠を超えたドラえもんパロディ漫画の広がり

  • 似ている?キテレツ大百科とドラえもんの関係性
  • ファンが驚いた初代ドラえもん大山のぶ代さん
  • まさに本人!そっくりな声の木村かよさんとは?
  • 公式作品だから面白いセルフパロディの魅力
  • 奥深いドラえもんパロディ漫画の魅力を探る

似ている?キテレツ大百科とドラえもんの関係性

似ている?キテレツ大百科とドラえもんの関係性

同じく藤子・F・不二雄先生の代表作である『キテレツ大百科』は、しばしば『ドラえもん』と比較されます。

両作品には多くの共通点と相違点があり、これを理解することは作品をより深く楽しむきっかけになります。

最大の違いは、不思議な道具を「未来から持ってくる」か「自ら発明する」かという点です。

ドラえもんは未来のデパートで道具を購入しますが、『キテレツ大百科』の主人公である木手英一(キテレツ)は、先祖が残した発明事典「奇天烈大百科」を基に、自らの手で発明品を生み出します。

つまり、のび太が「他力本願」なのに対し、キテレツは「自力本願」と言えるかもしれませんね。この主人公のスタンスの違いが、物語の展開に大きな影響を与えています。

以下に、両作品の主な比較をまとめました。

項目 ドラえもん キテレツ大百科
主人公 野比のび太(勉強も運動も苦手) 木手英一(発明が得意な優等生)
パートナー ドラえもん(ネコ型ロボット) コロ助(キテレツが作った侍ロボット)
道具の出所 未来のデパート(購入) 自作の発明品
ライバル 出木杉英才 勉三さん、ブタゴリラ
ヒロイン 源静香(しずかちゃん) 野々花みよ子(みよちゃん)

このように比較すると、キャラクター配置や基本設定に共通項を見出しつつも、物語の核となる部分で明確な差別化が図られていることが分かります。

ファンが驚いた初代ドラえもん大山のぶ代さん

1979年から2005年までの26年間、ドラえもんの声優を務めた大山のぶ代さん。彼女の唯一無二の声は、もはやキャラクターそのものであり、世代を超えて多くの人々の心に刻まれています。

そのため、彼女の声を真似ることは、声によるパロディの一つの形として広く認知されるようになりました。単なるモノマネにとどまらず、その声色を聴くだけで誰もがドラえもんを想起するという文化的現象は、大山さんの功績の大きさを物語っています。

彼女が作り上げたドラえもん像は、後の声優交代後も、キャラクターの根幹として受け継がれており、その影響力は計り知れません。

まさに本人!そっくりな声の木村かよさんとは?

大山のぶ代さんのドラえもんの声に「そっくりすぎる」として、一躍有名になったのがタレントの木村かよさんです。

 

 

彼女は、テレビのモノマネ番組などでその驚異的な再現度を誇る声まねを披露し、多くの視聴者を驚かせました。

そのクオリティは、目を閉じて聞けば本人と聞き間違えるほどと言われ、ドラえもんファンを中心に大きな話題となりました。

いやぁ、そっくりですねぇ。大山時代のドラえもんファンには、懐かしくて泣けてきます。

声によるパロディの成立

木村かよさんの存在は、キャラクターの声がいかに重要なアイデンティティであるかを示しています。

漫画の絵や設定だけでなく、「声」という要素もまた、パロディの対象となり得ることを証明した好例です。

これは、原作漫画という二次元の存在が、アニメ化によって声という三次元的な個性を獲得し、その個性がまた新たなパロディを生み出すという、メディアミックスならではの面白い現象と言えるでしょう。

公式作品だから面白いセルフパロディの魅力

公式作品だから面白いセルフパロディの魅力

パロディには、第三者が元ネタをいじる二次創作的なものと、原作者自身が手掛ける「セルフパロディ」があります。後者の魅力は、なんと言っても「公式」であることの安心感と、作者の遊び心を直接感じられる点にあります。

前述のフニャコフニャ夫のように、作者が自身の作品や自分自身を客観視し、ユーモアを交えて描くことで、作品世界はより豊かになります。

セルフパロディは、ファンに対するサービス精神の表れでもありますね。「このネタ、分かってくれるかな?」という、作者から読者へのウインクのようなものです。

キャラクターの設定や物語の裏側を垣間見せるようなセルフパロディは、作品への理解を深め、ファンをさらに強く惹きつける力を持っているのです。

奥深いドラえもんパロディ漫画の魅力を探る

この記事では、ドラえもんのパロディに関する様々な側面を掘り下げてきました。最後に、その要点をリスト形式でまとめます。

  • ドラえもんのパロディには作者自身が描いた公式のものがある
  • 『まんが道』のフニャコフニャオは作者の分身的なキャラクター
  • 『うまえもん』は名前も顔もドラえもんにとても似ている、うまい棒
  • 未来からのお助けキャラという設定は多くの作品に影響を与えた
  • 石ノ森章太郎先生の『いじ犬ペチッ』はパロディではないがテーマに共通点がある
  • 『キテレツ大百科』はドラえもんと比較されることが多い姉妹作
  • 道具を入手するか発明するかが両作品の大きな違い
  • 初代声優の大山のぶ代さんの声は文化的アイコンとなっている
  • タレントの木村かよさんは大山さんの声にそっくりなことで有名
  • 声もまたパロディの重要な要素となり得る
  • セルフパロディは作者の遊び心が感じられる公式のパロディ
  • パロディ作品を知ることで原作への理解がより深まる
  • ドラえもんという作品がいかに広く愛されているかがわかる
  • パロディは元ネタへのリスペクトから生まれる文化である

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