世の中にはそっくり、瓜二つな様々な商品が多々、あります。
お菓子の世界にも、それが存在します。
東ハトから新発売された「パックル」が、明治のロングセラースナック「カール」にそっくり過ぎなんじゃないですか!?と。
その見た目や味の類似性から、ネットの反応では「パクリではないか?」という声も少なくありません。
この記事では、東ハトのパックルはもちろん、おやつカンパニーのサクまろやファミリーマートのサクサクか~るいチーズスナックといった類似商品にも焦点を当てます。
また、東京でカールを安価に買う方法を考察します。
さらに、そもそもなぜ本家である明治のカールが東日本販売終了となったのか、その理由を深掘りします。
また、多くの人に愛されるカールおじさんの作者や、その誕生にまつわる意外な秘話にも触れながら、今回の騒動の真相に多角的に迫ります。
■カールに似ていると噂の類似商品の特徴と比較
■SNSではどのような、反応なのか?
■東京でカールを食べたい人はどうすればいい?!
■カールおじさんの知られざる誕生秘話と歴史
カールパクリ疑惑?パックルの真相と類似品を解説
- カールとパックルを実際に検証
- 話題の東ハト パックルとは?
- SNSを調査!パックルへのネットの反応
- 東京で安くカールを買う方法
- 明治 カール 東日本販売終了の理由
- パックルの商標は34年前に登録済みだった
カールとパックルを実際に検証
実際に購入したカールとパックルを検証してみます
まずは、パッケージ
色、形、雰囲気がなんとなく、似ておりますねぇ。
緑色なのは、たまたまなのか、意図的なのか???
どう思われますか?
で、実際のスナックは?
右側と左側、どちらかがカールで、どちらかが、パックルです
どちらが、どちらか、わかりますか?
正解は・・・・・・・・・
左がカールです
右がパックルです
カールの方が形が整っててきれいですね♪
形のいい悪いを選んだわけじゃないです
純粋にランダムに選んで並べたものです
カール
パックル
カールの方が形が整っております。
味、風味、食感は?
■袋を開きますと、どちらも、チーズのかおりがふぅ~んと漂います
■香りについては、パックルの方が強い感じです
■色合いはまったく同じ薄いオレンジ色
■パックルはサクサクっとした食感です
■カールも同じですがほんの若干固め(悪くはないです)
■味はチーズ。個人的には目つぶったら、どっちがどっちか、わかりません。
(これは、記者個人の感想ですので、季節、湿気、品物の新しい、古い、によって異なると思われます。)
話題の東ハト パックルとは?
東ハトが2025年2月3日に発売した、新しいコーンスナックが「パックル」です。
「パクッと食べやすいクルッとした形」がネーミングの由来とされており、まろやかチーズ味とコク旨カレー味の2種類が展開されています。
このパックルは、まず関東甲信越の1都9県(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・山梨・新潟・長野)で先行発売されました。
サクッとした食感と、濃厚なフレーバーが特徴で、多くのスナック菓子ファンから注目を集めています。
パックルの基本情報
- 発売日:2025年2月3日
- 製造者:株式会社東ハト
- 特徴:パクッと食べやすいクルッとした形状のコーンスナック
- フレーバー:まろやかチーズ味、コク旨カレー味
- 先行発売エリア:関東甲信越
特にチーズ味は、チェダーチーズとカマンベールチーズの2種類のチーズパウダーが使用されており、コク深い味わいが後を引くと評価されています。
しかし、その形状や味が、あまりにも有名な明治「カール」を彷彿とさせることから、発売直後から大きな話題となりました。
SNSを調査!カールとパックルのネットの反応

先日京都で手に入れたカールと、偶然近所のスーパーで売ってたカールっぽいお菓子。 食べ比べてみると微妙に味や食感が違うのですが、目隠しして食べたらわかりませんでした。

噂のパックル買ってみた カールより 腰がなくて、 味が薄くて、 塩味つよめ 要らんわ

元祖を彷彿させるパッケージのクオリティ。 というか名前。笑 「パクり+カール」でパックルかな…

今更ですけど東ハトのパックルを食べてみたのですが、味や食感が明治のカールと違いますね。 パックルはコピー商品?って感じのパッケージですが中身は形は似てるけど別物。パックルの方が若干油っぽく歯にくっつきにくい感じです。 どっちが好みかと言えばカールの方ですわ。

おやつはパックリ もといパックル 結果…カールの方が好き

関東では販売終了してしまったカールがどうしても食べたくて似た商品があったので買ってみました。 チーズ感が少なく少し残念な味 カール、また販売してくれないかな
一部ですが、上記のような意見がみうけられました。
肯定的な意見
肯定的な意見としては、「カールが買えなくなった東日本で発売してくれて嬉しい」「普通に美味しいし、定番商品になってほしい」といった歓迎の声が多く見られました。
特に、カールが販売されていない地域に住むファンにとっては、待望の商品と受け止められているようです。
否定的な意見
一方で、そのあまりのそっくりさから、厳しい意見も少なくありません。
「これは完全にパクリでは?」という直接的な指摘や、商品名「パックル」が「パクリ」という言葉を連想させるとして、「名前まで狙っているのでは」と勘繰る投稿も見受けられました。
このように、SNS上では歓迎と批判の両方の意見が飛び交い、大きな論争に発展しました。
ただ、それだけ多くの人が反応したということは、オリジナルのカールがいかに国民的なお菓子であったかの裏返しとも言えるでしょう。
東京で安くカールを買う方法
東京では、もはや売ってはいないカール。
おやつはカール♪。どこで買うと、一番やすいのでしょうか???
ちなみに、アマゾンだと・・・・
あのアマゾンでさえ、この高値。
ちょっとためらってしまう金額ですねぇ。
ご安心ください、はるかに安い金額で購入する方法があります。
ずばり・・・・
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<レビュー>
似たような商品が出てきましたが、やはり本物には敵いません。
ただ、ちょっと高いので、気軽に買えないのが難点。
.
急に食べたくなってまた買ってしまった。普通なら買えないのにここで買えるなんて嬉しい。
味も変わらずで美味しい。
タイミングが合えばまた購入したい。
でも値上がりしすぎたので暫くは買わないと思います。
ヨドバシドットコムの評価は4.7の高評価です。
ドンキホーテ、ドラッグストア等、都内でいろいろと探しましたが、売ってるとこはありませんでした。
200円ほどで、購入できるのは、私の知る限り、最安値といえます。
明治 カール 東日本販売終了の理由
そもそも、なぜこれほどまでにパックルが注目されるのか、その背景には明治によるカールの販売体制の変更があります。
明治は2017年8月をもって、カールうすあじとチーズあじの販売を関西地域以西(福井・岐阜・三重より西)に限定し、東日本での販売を終了しました。
カレーあじに至っては、全国で生産・販売が完全に終了しています。長年当たり前のように棚に並んでいた商品だっただけに、このニュースは東日本のカールファンに大きな衝撃を与えました。
明治が販売規模の縮小に踏み切った理由は、収益性の悪化です。
1968年の発売以来、絶大な人気を誇ったカールですが、近年は消費者の嗜好の多様化や市場環境の変化により、販売が低迷していました。
全国規模での生産・物流体制を維持することが困難になり、ブランド存続のためにやむを得ず販売エリアを縮小するという苦渋の決断に至ったのです。
現在は、子会社である四国明治の工場で生産を継続し、西日本エリアに供給することでブランドを維持しています。
この「カールの空白地帯」となった東日本市場に、パックルが登場したというわけです。
パックルの商標は34年前に登録済みだった
「パクリではないか」という疑惑に対し、実は東ハトには強力な根拠がありました。
調査によると、東ハトは「パックル」という商品名を1988年に出願し、1991年には商標として正式に登録していたのです。
つまり、今回の商品が登場するよりずっと前、実に34年も前から「パックル」という名前の権利を保有していたことになります。
当時は別のスナック菓子として販売されていたようですが、今回新ブランドとして、過去の商標を再活用した形です。
この事実から、「パクリ」という言葉を連想させるために意図的に命名した、という見方は正しくないことが分かります。
なぜこのタイミングで過去の商標を使ったのかについて、東ハトは明確な回答を控えていますが、法令を遵守した上で開発・マーケティングを行っていると説明しています。
この事実は、SNSでの批判的な意見に対する重要な反論材料となり、騒動の潮目を変える一因となりました。
カールのパクリ!?まだまだあるゾ、そっくりスナック菓子が!!!
- ファミマにも、カールそっくりのスナック菓子が!!!
- おやつカンパニー サクまろもカールそっくり?
- なんだか、似てる感じのキャラメルコーン
- 脇役だった?カールおじさん誕生秘話
- パッケージに込められた「おらが村」の世界観
- 愛されるキャラクター、カールおじさんの作者
- 総括:カールパクリ騒動から見えること
ファミマにも、カールそっくりのスナック菓子が!!!
さて、われわれに身近なコンビニエンスストアのファミリーマート。
こちらにも、カールそっくりのスナック菓子が陳列されております
その名も、「サクサクか~るいチーズスナック」
コンビニエンスストア大手、ファミリーマートのプライベートブランド商品として販売されている「サクサクか~るいチーズスナック」も、カールによく似た商品として知られています。
この商品は、カールが東日本での販売を終了した翌年の2018年に発売されました。
驚くべきことに、このスナックの製造を手掛けているのは、今回パックルを発売した東ハトなのです。
左側がカール、右側がサクサクか~るいチーズスナックです
さらに、
左側がパックル、右側がサクサクか~るいチーズスナックです
見た目はパックルとほとんど同じで、カールよりもやや小ぶりなサイズ感が特徴です。
食感はサクサク、カールの方が若干固め(悪いわけじゃない)
同じくチーズ味、どちらがカールかどうか、同じ味わいです。
全国のファミリーマートで手軽に購入できることから、東日本のカール難民にとっては貴重な存在と言えるでしょう。
おやつカンパニー サクまろもカールそっくり?
実は、カールに似た商品を発売したのは東ハトだけではありません。
ベビースターラーメンで知られる「おやつカンパニー」も、2021年に「くちどけ小路サクまろ」という商品を発売しています。
このサクまろも、カールを彷彿とさせるクルッとした形状のコーンスナックです。その名の通り、「しゅわっととろける」ような軽い口どけが最大の特徴とされています。
おやつカンパニーの担当者も、「明治のカールは人気商品なので、ファンのみなさんにも『おっ』と思っていただけるように商品開発を行った」とコメントしており、カールを意識して開発された商品であることを認めています。
味、風味、食感は?
■左側がカール、右側がくちどけ小路サクまろです。
■小路サクまろの方が、濃いオレンジ色。小さめ。
■形の具合が、カールの方が、整っていてきれいです。
■食感ですが、カールがサクサク、サクまろはカリカリ。
■カールより若干固い感じです。
■味はチーズでカールよりも若干甘い感じがします。
(こちらは個人的な感想です。商品の新旧、季節、湿気等により変化する可能性もあります)
チーズ味やカレー味といった定番フレーバーに加え、期間限定で様々な味を展開しており、じわじわと人気を広げている商品です。
カールと比較すると、生地の気泡が大きく、よりサクサクとした軽い食感が特徴的です。
なんだか、似てる感じのキャラメルコーン
なんだか、にておりません?形が・・・
左がカール、右がキャラメルコーン
でもって・・・・・
で、このキャラメルコーンも、東ハト。
ただ、キャラメルコーンが生まれたのは1971年だそうです
50年以上の歴史を誇る、スナック菓子♪
トーハト、キャラメルコ~ン♪
脇役だった?カールおじさん誕生秘話
今でこそ「カールの顔」であるカールおじさんですが、実は最初からメインキャラクターだったわけではありませんでした。
1968年の発売当初、CMのメインキャラクターは「田舎の坊や」でした。
カールおじさんは、その坊やの背景で行進する動物たちの中に紛れ込んだ、単なるエキストラの一人に過ぎなかったのです。
いたずら描きのように、何気なく描かれたキャラクターでした。
しかし、その泥棒ひげが特徴的なおじさんのキャラクターが視聴者の注目を集めます。
一時は「泥棒みたいだ」という理由でCMから降板させられたこともあったそうですが、その際に明治製菓(当時)へ「あのおじさんはどこへ行ったんだ?」という問い合わせが殺到しました。
この視聴者からの熱烈なラブコールを受け、おじさんは見事に復活。そこから主役の座へと駆け上がり、名前も「カールおじさん」に決まり、国民的キャラクターへと成長していったのです。
まさに、ファンが育てたキャラクターと言えるでしょう。
パッケージに込められた「おらが村」の世界観
カールおじさんが暮らすのどかな場所は「おらが村」と名付けられています。この世界観が、カールのブランド価値をより一層高めています。
「おらが村」には、カエルやウサギといった動物の仲間たちだけでなく、赤鬼や青鬼、ダイコクさままで登場します。
作者のひこねのりおさん曰く、特定のモデル地はなく、古き良き日本の原風景をイメージして描いているそうです。
(なんだか和む、いい声ですなぁ)
時代と共に、パッケージデザインも変化してきました。地域限定フレーバーが発売された際には、カールおじさんが伊達政宗に扮したり、名古屋城のシャチホコに乗ったりと、様々な姿を披露しています。
時にはお寿司屋さんになったり、国会議事堂になったことまであるそうです。
このように、お菓子そのものの味だけでなく、カールおじさんと「おらが村」が織りなす温かい世界観が、多くの人々を魅了し、単なるスナック菓子ではない特別な存在へとブランドを育て上げたのです。
愛されるキャラクター、カールおじさんの作者
カールのブランドイメージを確立した最大の功労者といえば、麦わら帽子がトレードマークの「カールおじさん」です。
この国民的キャラクターの生みの親は、アニメーターでありキャラクターデザイナーのひこねのりおさんです。
ひこねさんは、カールのCM制作にあたり、キャラクターデザインを担当しました。
彼の温かみのあるタッチで描かれたカールおじさんは、お菓子そのものと同じくらい、あるいはそれ以上に多くの人々の記憶に刻まれています。
興味深いことに、ひこねさん自身は「かわいいキャラクターを描こうと思ったことはない」と語っています。
「おもしろい」「なごむ」「癒やされる」と言われるのが一番嬉しいそうで、その意図しない魅力が、世代を超えて愛される理由なのかもしれません。
総括:カールパクリ騒動から見えること
- ハトの新商品パックルが明治カールに酷似していると話題
- SNSでは歓迎の声とパクリだとする批判的な意見が混在
- パックルという東商標は1991年に東ハトが登録済みだった
- 名前がパクリを連想させるというのは偶然の可能性が高い
- カールが東日本で販売終了した背景には収益性の悪化がある
- 東日本という空白市場が類似商品登場の土壌となった
- 法律的には著作権や意匠権の侵害を問うのは困難
- ファミリーマートのスナックはパックルと同じ東ハトが製造
- 不正競争防止法が論点だが現状では問題ないとされる可能性が高い
- カールおじさんの作者はアニメーターのひこねのりお氏
- カールおじさんは当初CMのエキストラ(脇役)だった
- 視聴者からの問い合わせが殺到しメインキャラクターに昇格
- 「おらが村」という世界観がカールのブランド価値を高めた
- 今回の騒動はカールがいかに愛されていたかの証明と言える
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