あなたは、ごく日常の中で「あれ?何かが違う」と感じたことはありませんか。
パラレルワールドに行った人たちが語る体験談は、インターネット上で大きな話題を呼んでいます。
この記事は、そうした現象の背景にある心理学的・科学的な解釈を深く掘り下げていくものです。
実際にパラレルワールドに迷い込んだ有名人の体験談。
多くの方が体験する、記憶が食い違うマンデラ・エフェクトとは何か、そして現実とのズレを感じるマトリックス効果がなぜ起こるのかを解説します。
さらに、初めての体験なのに懐かしさを覚える脳の誤作動で起こるジャヴュ(既視感)、そして都市伝説的に語られる現象として語られる鏡像世界(ミラーワールド)の正体についても客観的に解説いたします。
また、異世界へ誘う行き方と手順、意識を変容させるヘミシンクの試みといった、実際に試された手法にも触れます。
本記事の目的は、これらの体験を体験談の信憑性を客観的に見る視点を提供し、パラレルワールドに行った人の体験を紐解く(まとめ)として総括することにあります。
この記事を読むことでわかること
- 有名人が迷い込んだ異世界での不思議話
- 多くの人が記憶違いを起こすマンデラ・エフェクトの心理学的要因
- ジャヴュ(既視感)やマトリックス効果といった現実のズレの脳科学的な解釈
- 異世界へ行く「行き方」とされるヘミシンクなどの手法の具体的な内容
- さくらももこさんの事例など、広く知られるパラレルワールドに行った人の話の信憑性
パラレルワールドに行った人の体験談と科学的な検証
- タレントのちゅうえいさんの異世界体験
- 一世風靡セピアの振付師、川崎悦子さんの異世界話
- さくらももこ先生のお父さんの異世界体験
- ゲンキマンさんのプチパラレル体験漫画
- 記憶が食い違うマンデラ・エフェクトとは
- 現実とのズレを感じるマトリックス効果
- 脳の誤作動で起こるジャヴュ(既視感)
- 現象として語られる鏡像世界(ミラーワールド)の正体
タレントのちゅうえいさんの異世界体験
お笑いタレントのちゅうえいさんが、異世界に迷い込む、不思議な体験をされております。
芸能デビューする、ずっと前の時代。
相方と芸の練習のため、一年以上、下北沢で路上コント、をしていたそうです。
不思議なことに、ひと月に一日だけ、靄(もや)が濃くなる日がある。
そして、靄の濃い日は、なぜか、人通りが極端に少なくなる・・・。
そんな出来事のあった数年後、当時付き合ってた彼女と下北沢でデートをします
たまたま見つけたラーメン屋さんに入ります。
ラーメンの値段をみると、200円、という、安すぎる料金
ぎょっとした顔をした彼女が、ちゅうえいさんに、「奥に座っている女の人の足元を見て」、と、告げます。
みると、足元がなぜか、透けている・・・・
さらに、店にあった新聞をみてみると、日付が1950年代?!
??????
出された、ラーメンは全く何の味もせず、店主も青白い顔で無表情・・・・
食べ終わり、お金を払い、お店を出ると・・・・
ばん!!!っと、大きな感覚があり、いつもの雰囲気に戻ったそう
その日の下北沢が靄(もや)の異常に濃い日だったそうです
何日か後に、彼女とその店に行ってみると・・・・
今は使われていない、古い空き店舗、になっていたんだそうです
この話を、大竹まことさんに、話すと・・・
大竹さんも、下北沢で、靄の濃い日に、人が少なくなったり、不思議な感覚になる体験をしていた、のだとか
ちゅうえいさんは、過去の下北沢にトリップしたのかもしれません、
パラレルワールドトリップ、の体験談でした。
島田秀平さんののお怪談巡り、でご本人がお話されております。
一世風靡セピアの振付師、川崎悦子さんの異世界話
振付師の川崎悦子さんが、異世界に迷い込んだ体験談を話されてます。
川崎さんが振り付けの仕事を終え、アシスタントさんの車での帰り。
高速道路にのると、だんっ、と大きな衝撃が起きます。
地震かと思い、ラジオをつけますが、なぜか、音がならない
何故か犬を連れたお爺さんとでくわしたり、様子のおかしいタクシードライバーに絡まれたり・・・
高速道路の係員の様子もおかしく、出れるはずの出口もみつからない・・・・
ふたりは、おかしな世界に迷い込んだ、と確信し、一番最初の仕事場まで、戻ります。
その上で、十分に確認しつつ、運転すると、出口がみつかます。
走り抜けると、だんっと衝撃がし、クラクションの音が聞こえてきます。
通常の世界に戻ったことを確信します
下の動画でお話されております
さくらももこ先生のお父さんの異世界体験
ちびまるこちゃんの作者、さくらももこ先生の父、ひろしさんの不思議体験。
さくら先生が20歳くらいの時。
その日は、お父さんの同窓会だったのですが、11時を過ぎても、帰ってこない・・・・
で、まいったまいった、といいながら、帰ってきたのですが、お父さん曰く、
「オレはそんなに酔ってたわけじゃないのにさ、おまけにあんなによく知ってる道なのに、何回むこうへ行こうと歩いても、同じ場所に出ちゃうんだよ、これが」
「たまげたね。そんでおそくなっちまったよ。」
さくら先生曰く、父はたいして酔ってもいなかったし、方向音痴でもない。
むこうに行こうとしても同じ場所に出る・・・???
これは、きつねに化かされたな、と、お母さんと一緒に怖がったそうです。
この話はちびまるこちゃんの7巻の175ページにあります。
また、この巻では「まる子まぼろしの洋館を見る」という、作品で、さくら先生自身が異世界に迷ったかもしれない漫画が載っております。
ゲンキマンさんのプチパラレル体験漫画
当サイトにご協力頂いている、ゲンキマンさんの、ぷち、パラレル体験。
「奈良」
この奈良、という県を京都府の中にある、古代都市のエリア、と思い込んでいたのだとか
奈良、という県が存在する、ということに非常に驚いたそうです、20歳の時。
さて、ゲンキマンさんの記憶の勘違いなのか、それとも、奈良という県が存在しない世界から、パラレルトリップ、してしまったのか・・・・????
どうなのでしょう?
記憶が食い違うマンデラ・エフェクトとは
マンデラ・エフェクトとは、多数の人が特定の過去の事実について、実際とは異なる記憶を共有している現象を指します。
この現象は、南アフリカの指導者であったネルソン・マンデラ氏が刑務所で死亡したと多くの人が誤って記憶していたことに由来しています。
いくらネットで調べても、自身の記憶とは異なる情報ばかりが出てくるため、多くの人は「世界がいつの間にか変わってしまったのではないか」「自分はパラレルワールドに移動したのではないか」という疑問を抱くことになります。
例えば、有名なアニメーションのキャラクターの見た目や、映画のセリフ、歴史的な出来事の日付など、誰もが知っているはずの事実に関して、大勢が同じ誤った記憶を持っているケースが具体例として挙げられます。
これは、集合的な誤情報や記憶の再構築、あるいは社会的学習によって、間違った記憶が広がり定着してしまうことが主な原因であるとされています。
マンデラ・エフェクトは、インターネットやSNSが普及した現代において、集団的な記憶の曖昧さを浮き彫りにした現象であるとも言えます。
現実とのズレを感じるマトリックス効果
マトリックス効果とは、まるで映画「マトリックス」のように、私たちが生きている世界が仮想現実ではないかと感じるほどの強い違和感のことです。
この感覚は、論理的には説明できないような出来事や、環境の微細な変化を体験した際に発生しやすいのが特徴です。
その理由は、私たちの脳が常に世界の整合性を保とうとしますが、予期せぬ小さなエラーが発生した際、「システム全体のバグではないか」という感覚を生み出してしまうためだと考えられます。
他の例であれば、普段置いているはずの物が突然別の場所に移動していたり、あるいは誰かに貸した覚えのない物が手元に戻ってきていたりするなど、日常の小さなズレがこの感覚を増幅させます。
もちろん、これまでの心理学研究では、この現象は注意の欠落や記憶の錯誤として説明されることがほとんどです。
しかし、このような体験は、パラレルワールドに行った人の話として語られる際の強力な動機付けとなりえます。
脳の誤作動で起こるジャヴュ(既視感)
デジャヴュは、初めて経験するはずの場所や状況が、なぜか以前に見たことがあるように感じる現象であり、心理学や脳科学で広く研究されています。
この言葉はフランス語で「すでに見た」を意味し、デジャヴュと呼ばれることも多いです。
多くの研究で、この感覚は側頭葉の一時的な電気的活動の乱れや、短期記憶と長期記憶を処理する脳のシステムのわずかなタイムラグによって引き起こされると考えられています。
ここで、脳の活動について詳しく見ていきましょう。
私たちの脳は、情報をリアルタイムで処理する際に、複数のルートを通じて記憶にアクセスしています。
たとえば、初めての場所を見たときに、過去の記憶と照合する処理がわずかに遅れる、あるいは先行して記憶が登録されたと錯覚する現象が、既視感として現れると言われています。
つまり、あなたが初めて訪れた海外の街角で、なぜか懐かしさを覚える場合、それは本当にパラレルワールドの記憶ではなく、脳が情報を処理する過程で生じた、無害な電気信号のズレである可能性が高いのです。
ジャヴュの注意点:
頻繁に、または発作的にジャヴュを感じる場合は、てんかんなどの神経学的な疾患の初期症状である可能性も指摘されています。
その場合は、一度専門医に相談することが推奨されています。
現象として語られる鏡像世界(ミラーワールド)の正体
鏡像世界(ミラーワールド)とは、パラレルワールドの一種として語られる概念で、私たちの世界と左右が反転している、あるいは物理法則や歴史がわずかに異なっている世界を指します。
この概念は、主に体験談やフィクションの中で言及されることが多く、理論物理学における「対称性の破れ」といった専門的な概念と結びつけられることもあります。
例えば、原子核物理学における弱い相互作用は、空間の鏡像反転(パリティ対称性)に対して不変ではない、という科学的な発見が、この概念に神秘性を加えている側面もあります。
しかし、単純に考えると、左右が逆になった世界にいるという強烈な夢を見た人が、それを現実のズレとして解釈したことが、この都市伝説的な概念を生んだとも考えられます。
特に、左右が逆転しているという要素は、日常的な違和感の中で最も認識しやすい変化の一つであるため、フィクションの世界でも好んで用いられます。
あくまで、現在の科学では、私たちが直接観測したり、影響を与えたりできるような鏡像世界の存在は立証されていません。
パラレルワールドに行った人から語られる事例と行き方
- 異世界へ誘う行き方と手順
- 意識を変容させるヘミシンクの試み
- 体験談の信憑性を客観的に見る
- パラレルワールドに行った人の体験を紐解く(まとめ)
異世界へ誘う行き方と手順
パラレルワールドに行った人の体験談を再現しようと、インターネット上では様々な異世界へ誘う行き方と手順が紹介されています。
これらの手法は、多くの場合、特定の思考法や視覚化(イメージング)、あるいは睡眠導入テクニックに基づいています。
その理由は、私たちの意識が深いリラックス状態にあるときや、変性意識状態にあるときに、通常ではアクセスできない情報や感覚に触れやすくなると信じられているためです。
エレベーターを使って、異世界に行く方法
- 10階以上の建物にあるエレベーターに乗る。(必ず一人で)
- 以下の順番で階数ボタンを押して移動する。
- 4階 → 2階 → 6階 → 2階 → 10階
- 途中で誰かが乗ってきたら失敗となる。
- 10階に着いたら、エレベーターから降りずに5階を押す。
- 5階に着くと、若い女性が乗ってくる(とされる)。
- この女性には絶対に話しかけてはいけないと言われている。
- 女性が乗ってきたら、1階を押す。
- エレベーターは1階には向かわず、自動的に10階へ上がっていく。
- 途中で別の階のボタンを押すと失敗する。
- もしやめるなら、この時が最後のチャンスとも言われている。
- 10階に到着すると、そこが異世界への入り口である、とされる。
四つ辻に立ち、異世界に行く方法
- 準備
- 目的の四つ辻(交差点)を見つける。人通りが少なく、街灯も少ない場所が良いとされることが多いです。
- 儀式は真夜中(丑三つ時など)に行う、あるいは特定の道具(例:鏡、櫛、ろうそくなど)を持っていく、といった設定が加わることもあります。
- 手順(核心)
- 真夜中に一人で四つ辻の中心に立つ。
- 特定の動作(例:自分の影を踏む、特定の呪文を唱える、特定の方向を向く)を行う。
- **「辻占(つじうら)」**の要素が加わり、最初に通りかかった人間に何かを尋ね、その返答によって異世界への扉が開く、というバリエーションもあります。
- 結果
- 手順が成功すると、周囲の風景が一変し、異世界に迷い込む(または、異世界からの存在と遭遇する)と語られます。
靄(もや)の濃い日を待って異世界にいく方法
これは、最初のちゅうえいさんの体験に基づく方法です。
ひと月に一回、靄(もや)が異常に濃くなる日があるそうです。
その日に、異世界に迷い込んだ、というちゅうえいさんの体験。
夜の8時から10時くらいの間、下北沢の街をぶらぶら歩きます
それをひと月ほど、行えば、濃い靄(もや)の日に出くわし、パラレルワールドに行ける可能性があります。
あくまで、これらの方法は科学的な根拠に基づくものではなく、心理的な暗示や自己催眠の効果によって、現実とは異なる感覚を得ている可能性が高いです。
WEBライターの私であれば、これらの「行き方」を試すこと自体は否定しません。
しかし、精神的な負担を伴う場合もあるため、あくまでリラックスや瞑想の範疇で行うことが大切だと考えます。
意識を変容させるヘミシンクの試み
ヘミシンクは、左右の耳からわずかに異なる周波数の音を聞かせ、脳波を特定のパターンに誘導するオーディオ技術(バイノーラルビート)を利用した意識を変容させる試みです。
この技術は、特定の研究機関で開発され、訓練を通じて意識を「体外離脱」や「異次元の探求」といった状態に導くことを目的としています。
こうすることで、利用者は肉体から離脱するような感覚や、通常では知覚できない情報を得たという体験談を多数寄せています。
しかし、科学的な観点から見ると、ヘミシンクで得られる体験は、深いリラックス状態や瞑想状態で引き起こされる心理的な効果として説明されることが多いのです。
つまり、脳波が誘導された結果、極めてリアルな夢や幻覚に近い状態、あるいは自己暗示によって強烈な感覚を得ている可能性があります。
これを理解した上で、ヘミシンクは意識の拡張や自己探求のツールとして利用されており、パラレルワールドに行った人たちにとっては、最も体系化された「手法」の一つとして認識されています。
体験談の信憑性を客観的に見る
パラレルワールドに行った人の体験談は、非常に魅力的で興味深いものですが、その信憑性については、認知心理学や科学的観点から客観的に評価する必要があります。
なぜならば、人の記憶は常に曖昧で不確かなものであり、特に強い感情や期待が伴う体験は、後から無意識のうちに脚色されたり、改変されたりする傾向があるためです。
私たちは、自分にとって都合の良いように、あるいは物語として面白くなるように、無意識のうちに過去の体験を修正してしまうことがあります。
また、体験談の中には、科学的に説明可能な現象を「異世界体験」として解釈しているものも多く含まれています。
他の例であれば、睡眠麻痺(金縛り)の際の鮮明な幻覚や、低周波音による意識の変容など、人体や脳のメカニズムによって引き起こされる現象が挙げられます。
これらの理由から、「信じるか信じないかはあなた次第」というスタンスではなく、まずは科学的に説明できる部分とそうでない部分を冷静に見極めることが重要です。
パラレルワールドに行った人の体験を紐解く(まとめ)
本記事では、パラレルワールドに行った人が語る体験の背景にある心理的・科学的な要因を徹底的に紐解きました。
最後に、この記事で解説した重要なポイントをまとめて確認しておきましょう。
- 有名人が異世界に行ったという、証言がたくさんある
- マンデラ・エフェクトは、集団的な記憶の誤りや誤情報によって発生する現象である
- マトリックス効果は、現実の整合性のズレから生じる脳の違和感である
- ジャヴュ(既視感)は、脳の短期記憶と長期記憶の処理のタイムラグによって起こる
- 鏡像世界(ミラーワールド)は、主にフィクションや都市伝説として語られる概念である
- 異世界への「行き方」とされる手順は、自己催眠や暗示の効果が主であると考えられる
- 意識を変容させるヘミシンクの試みは、バイノーラルビートによる脳波の誘導である
- さくらももこさんのお父さんの異世界体験は、ユーモラスな日常の物語として多くの読者に受け入れられた
- パラレルワールドを扱った漫画は、人々の異世界体験への想像力を育む土台となっている
- 体験談の信憑性を客観的に見るためには、認知心理学的なアプローチが不可欠である
- 人の記憶は曖昧であるため、無意識の脚色や改変が発生しやすい点に注意が必要である
- 幻覚や金縛りなど、科学的に説明可能な現象も「異世界体験」として解釈されがちである
- 現在の科学では、パラレルワールドへの移動や干渉は立証されていない
- これらの現象は、人間が持つ「未解明なものへの探求心」の表れである
- 客観的な情報と主観的な体験を切り分けて考えることが最も重要である
- パラレルワールドに行った人の体験は、脳の不思議さを教えてくれる貴重な題材である
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